平安がありますように。。
ユーオーディア・アンサンブルのヴィオラ奏者 村上信晴さんの
はじめてのソロアルバムが間もなく完成します。
ソロ・・・と申しましたが、実はデュオ。
ピアノはユーオーディアのメンバーでもある増田理恵さん。
それぞれ最愛の家族を近年、天に送った二人の共演。
「悲しみと苦しみの先にあるもの、それが神の愛だった」と体験したことをきっかけに
このアルバムの制作準備が進められました。
祈りながら打ち合わせを重ね、
曲を選び、レコーディングの日程や場所を調整し、
紆余曲折を経て、3/7~レコーディングがスタート。
最終的に曲目・タイトルが決まったのが3月10日のことでした。
タイトルは「FRIEDEN」(フリーデン)と決まりました。
ドイツ語で「平和」を意味し、聖書の中では神の「平安」として使われる言葉です。
そして3月11日がやってきたのです。
このタイミングで「平安」を祈る作品が完成することを
ただ神様に感謝しております。
レコーディングをした八王子キリスト教会で大切に扱われているピアノが
「グロトリアン」の前身、「GROTRIAN-STEINWEG」のフルコンサートグランドで
そのあたたかく丸みと深みのある音とヴィオラの音(こちらも270歳!)と優しく解け合いました。
そんなおふたりの演奏は、やさしくあたたかく
深い悲しみの中に差し込む神の光が見えてくるようで
なんとも不思議な感覚です。
珍しいビオラとピアノの小品集は歌曲の編曲など慰めと安らぎに満ちた選曲で
最後に収録された曲は「御国が来ますように」と祈りを込めて、
柳瀬佐和子さんがお二人のために作曲された、とてもとても美しい曲です。
ただすべてを御手の中でおさめる、大いなる主に栄光をお返ししたいと
4/30に、東日本大震災の救援チャリティコンサートを開催することにしました。
このアルバムをお聞きくださる皆様に、また演奏をお聞きくださる皆様に
神様の「平安」がありますように と 願います。